桑名の名店『船津屋』のレポです。

『船津屋』に行ってきたよ！

23年1月に
三重県桑名市にある名店
『船津屋』でランチをしてきました。
今回はそのレポです。

 

 

いざ入場

七里の渡し跡近くに鎮座しており、
ご立派な建物で圧巻の佇まい。
それもそのはず『船津屋』は、
料亭旅館として開業約130年の歴史。

皇族を始め、川端康成、志賀直哉などの
文豪の滞在先として愛された場所。
泉鏡花の小説「歌行燈」の舞台、
将棋の王将戦舞台にもなった場所。
（ビッグネームすぎて異次元の世界です）

そんな格式高い場所へいざ入場。
扉を開けると空気が凜と張り詰めており、
まさに神社境内と同じ空気感です。
名店は空気感まで格式高い。

個室利用や会席料理をお食べになる
上流な本物セレブさま達は、
こちらの格式高い木造建築でお食事。
我々庶民は中庭を通り別会場へ。

別会場はレストランになります。
「まあ～パーティー会場の様ですわぁ～
テーブル間のゆとりがあり、
贅沢なスペースでございますのねぇ～」
（・・・自然とセレブ口調に）

そして有り難い事にお庭ビューの
窓側テーブルに案内して下さいました。
中央、後方のお客さまゴメンナサイ。
我々庶民越しのお庭ビューとなりますね。
（窓側テーブルは予約時に指定できません）

ランチの予約枠が11・12・13時の3枠で
（完全予約制です）
我々は11時に予約していました。
何となく見ていて先着順に窓側でしたので
窓側テーブル希望の方は11時がお勧めかな。
（確約ではありません。その時の運となります）

逆に11時頃のお客さまが
13時頃に帰られる可能性が高いので、
13時も狙い目かも。
12時ド真中コースは確率低いかな。

リピーターさまは何時だろうと
優遇される可能性が高いかと思われます。
大人数だと後方席の可能性が高いかな
と観察をしていて感じた次第です。
（絶対ではないので参考程度に）

 

 

お食事

お食事スターティン！
そして皆様ご安心下さい。
私はブーセレではないので、
（私はただのデブー、何か外人みたい）
1番お値打ちコースを注文。

Pasta Lunch　¥2,900
アミューズ、前菜、パスタ、デザートの
全4品コースでございます。
まずはドリンク注文する事に。
※23年4月4日からコースメニュー新しくなります。

嬉しい事にお洒落ノンアルコールがあり、
はちみつジンジャー（ホット）と
リンゴのモヒート（コールド）？を注文。
ドリンク代は別途料金になります。
（スターティンの影響でりんごを欲っするはめに）

まずはアミューズのお出まし。
「季節野菜のバーニャカウダ」
お皿がお洒落でUFOみたい。
余白を活かす感がまるでアート。
（しかも約4分の1使用の贅沢さ）

お家でお皿ふちに
野菜を丁寧に並べた事ありますか？
臭みのない新鮮野菜と
バーニャカウダが激ウマです。

続いてパンが登場。
好みがあるので難しいですが、
個人的には外カリカリ
中モチモチ感のパンが好きなのですが、

外が油っぽく、中がパサパサのパン。
コースメニューの中で唯一
このパンだけが残念でした。
～と言いながらお替りしたけどね。

前菜は「旬の魚介と地場野菜」
これはメイン料理ではないかと
思うほどの質量で大満足。
刺身の洋風アレンジがこれまた美味。

メインのパスタが登場。
選択ができゴボウの何やらを選択。
ゴメンナサイ。メニュー名忘れました。
不覚にもメイン忘れの術ニンニン。

ゴボウの素揚げカリカリ感と、
挽き肉と麺とソースが絶妙バランス。
造形が炎に見えてきませんか？
メラメラと燃える美味しさでした。

デザートもパスタ同様に選択可能ですが、
ボンビーなので迷わず追加代金不要の
「フナツヤロール」を選択。
どうせ可愛いらしいサイズ何だろうな・・・

2～3口でペロリサイズと思いきや
満足感あるサイズで感激ごわす。
しかもミカンが添えではありませんか。
ごっつあんです！美味しさ力士級。

大抵この手のコース
少し物足りない感の量なのですが、
船津屋さんのコースは
満足できる量でした。

お腹は満たされ、お庭を見ながらの
コーヒータイムは格別です。
さらにおつまみ付きで、
“世は満足じゃ”気分で幸せ一杯です。

料理の内容が良いのに加え、
船津屋さんの接客が素晴らしかったです。
大抵謎の中国人“ツンケン”さんが
1人ぐらいいるのですが・・・

皆さん笑顔で心地良い接客。
上から目線オーラも出しておりません。
お客さまをバカにしていません。
（たまにあるよねバカにしている上からお店）
親切丁寧で接客の真髄を感じました。

挙式もしている様で、
“娘の挙式はここに決まりだな”と
娘もいないくせに花嫁お父さん気分を
妄想させてくれる程の良き接客でした。

久々の大満足のランチでした。
そりゃあ～康成や直哉も通うよ～。
（文豪相手に急激なマブ達感）
雰囲気、料理、接客、コスパの全てが
素敵な『船津屋』お勧めですよ。